
いつも行っているブラッシング。ブラッシングは髪の毛の絡まりをほぐすだけでなく頭皮の血行促進効果もあります。抜け毛予防や髪のツヤアップも期待できる、もっともお手軽な育毛法といえます。
ブラッシングの効果
- 頭皮の血行を促進し、毛根に栄養を届けやすくする。
- 皮脂や汚れを髪全体に均等に広げ、髪の保湿を助ける。
- 頭皮のマッサージ効果により、リラックス効果も期待できる。
ヘアブラシの選び方
ヘアブラシの素材
- 天然毛ブラシ(豚毛、猪毛など)は、静電気を防ぎ、髪や頭皮に優しい。髪につやを出したいときにおすすめ。
- 木製ブラシ(ウッドピンブラシ)頭皮への刺激が少ない。ピン部分が木製で、静電気が起こりにくい。
- 金属製ブラシ(メタルブラシ)血行促進効果が高い。頭皮を傷つける可能性があるため敏感肌の方や頭皮トラブルがある場合には不向き。
- プラスチック製のブラシ(ABS樹脂ブラシ、ポリプロピレン(PP)製ブラシなど)は、安価で手入れも簡単ですが静電気が発生しやすいため、静電防止加工されたものを選ぶ。
ヘアブラシの形状
- クッションブラシ クッション性があり、頭皮への刺激が優しい。頭皮マッサージ効果が期待できる。
- ベントブラシ(通気性ブラシ)通気性が良く、ドライヤーの熱を髪に均一に届ける。(豚毛、猪毛など)は、静電気を防ぎ、髪や頭皮に優しいです。
- デンマンブラシ 髪の絡まりを取りやすく、適度な刺激で頭皮をマッサージ。
効果的なブラッシングの方法
✅ ステップ 1: 準備
- ブラシを清潔に保ち、髪の絡まりを優しく手でほぐします。
- 濡れた髪はキューティクルが開いているので、傷みやすいため避けましょう。乾いた状態で行います。
✅ ステップ 2: 毛先から順にとかす
- 毛先 → 中間 → 根元の順に少しずつとかします。
- いきなり根元からとかすと、髪が引っかかり切れ毛や抜け毛の原因になることがあります。
✅ ステップ 3: 頭皮マッサージ
- ブラシを頭皮に当て、優しく動かします。
- 前頭部から頭頂部、そして後頭部へ、まんべんなくマッサージします。
- 強くこすらないように、心地よい程度の力加減で行います。
育毛効果を高めるポイント
- 下を向いてブラッシングすると、頭皮への血流が増えやすくなります。うなじの髪の生え際から頭頂部に向かってブラッシングすると気持ち良いですよ。
- ブラシを縦方向だけでなく、横方向にも動かすと、頭皮全体に刺激がいきわたります。
- 育毛トニックやエッセンスを使用する場合は、ブラッシング後に頭皮に塗布し、再度軽くブラッシングすると浸透が良くなります。
⚠️ 注意点
- 強く引っ張らない:頭皮や髪を傷める原因になります。
- 頻度は1日1〜2回程度:やりすぎは逆効果です。
- ブラシは定期的に洗浄する:汚れたブラシは頭皮トラブルを引き起こします。
- 血行促進を狙う場合でも、長時間のマッサージは避けましょう(5〜10分程度が目安)。
- もし頭皮に炎症や傷がある場合は、ブラッシングを避け、治ってから再開してください。